定期テストはありません。
北海道大空高校の大きな特徴として「定期テストがない」ということが挙げられます。
だからと言って「勉強しなくてよい」ということではありませんので、注意してください。従来の「定期テストという仕組み」をやめただけで、ちゃんと評価する仕組みはつくっております。
定期テストは多くの学校で定着している安定的な仕組みかもしれません。しかし「忙しさが定期テスト期間中に集中する」「1日に3教科もあると『捨て教科』が生まれてしまう」「試験範囲が中途半端(2章の最後と3章の冒頭など)になってしまう」などの弊害があることも否めません。
そこで北海道大空高校では「各教科、キリのよいタイミングで単元テストを実施」というスタイルにしました。その結果「テストが分散するので、繁忙期も分散し安定した生活を送ることができる」「試験範囲がすっきりする」「部活の禁止期間がなくなる」など多くの利点が生まれました。
生徒からも「1日3教科のテスト準備は難しいが、1教科ならなんとか頑張れる」と評判も良く、細切れにテストが実施されるため「定期的に学習する習慣がついた」という声も頂いています。定期テストを無くしたら、定期的に学習するようになるというのもなかなか皮肉な話ですが…
それよりも私が感じてることは「定期テストをなくすほどの大きな変化を受け入れる北海道大空高校の度量の大きさ」です。そんな大きな方向転換をできる学校はどんな変革にも対応できるという柔軟性の象徴とも感じています。今後の北海道大空高校にもご期待ください。