探究の授業が大変多い学校です。
AIやロボットが活躍する"Society5.0"は、すぐ目の前に来ています。
"Society5.0"とは「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)」と内閣府は説明しています。
https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/
ちょっと何言っているか分かんない…って人も数多いらっしゃいますよね。
例えばドローンが配送をしてくれる時代
例えばコンビニに店員がおらず自動決済してくれる時代
例えば自動運転のバスが街中を走り回る時代
そのような時代の到来を意味しています。
上記3つの具体例からも分かる通り「運送業」「店員」「運転手」などの職業がなくなっていく時代とも言えます。そんな未来を生きる子どもたちに必要な力は何でしょうか?コンピューターが持っていなくて、人間だけが持っている力は何でしょうか?
端的に私は「モチベーション」と考えています。
コンピューターはスイッチをONされない限り、自発的に動くことはありません。どんなに優秀なプログラミングが施されていたとしても、自ら動くことはないのがコンピューターです。
一方、人間は自ら「やる気スイッチ」をONにすることができます。場合によっては他者と協働することでONになることもあります。
これからの時代「◯◯をやりたい」「社会を変革したい」「周囲の環境を変えていきたい」…そう考える人が"Society5.0"でも生き抜けると考えています。そういった「やりたいこと」「変えたいこと」を考え、プロジェクトとして実働していくのが大空高校の「探究」の授業になります。
自分の興味関心にしたがって設定したテーマのプロジェクトを実際にやってみて、現実を理想にいかに近づけるか、を学ぶ「探究」を2年生で週3回も準備しています。何か「取り組んでみたいこと」がある人は大空高校向きかもしれませんね。「何に取り組めば分からない…」という人のために1年生では「産業社会と人間」という授業が用意されています。ここで社会のことを学び、自己の興味関心を掘り下げていきましょう。
補足)週3回の探究は多いのではないか…とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。実はこれ「1回ぐらいプロジェクトに失敗しても挽回する時間があるように」という思いも含んでいます。失敗から学ぶことのほうが多いですからね(笑)