R6.9月の出来事(空高だより)
9月の中旬まで「まだ夏だなぁ…」という気温の高さだったのが、下旬に入ると一気に気温が下がり、朝晩の冷え込みは10度以下になりました。
1年次寮生の多くは「初めての北海道の冬」をこれから体感するにあたり、9月の冷え込みに驚いているのではないでしょうか。
とは言え、寮の機能を併せ持つ「交流拠点施設 ソラポート」には床暖房が設備されておりますし、断熱材のおかげで冬も室内は比較的暖かく過ごせます。
そんな“芸術の秋”を迎え、大空町において芸術鑑賞会を開いて頂き、本校の生徒たちも鑑賞してまいりました。
写真をご覧頂くとわかる通り、本校の生徒たちも積極的に手拍子を打ったり、演奏者に拍手を送るなど、非常に前向きに参加している様子が分かります。
大空町の中学生も同日に鑑賞していましたが、声援に応えたり、演者の問いかけに発声で答えたりと、演者さんとともに会場全体が「場づくり」に参画しておりました。空高生も含めて演目を盛り上げている様子を見て「真っ直ぐな生徒たちだな」と感じ入った次第です。
日本の古い民謡や伝統的な音楽や、和太鼓とフルートが奏でる和洋折衷の音に新しい感覚を覚えたと思います。和心ブラザーズさん、ありがとうございました。
大空町と東京のコンサルタント会社「八千代エンジニヤリング株式会社」さんが協力し、『大空町の脱炭素化に向けたワークショップ』が開催されました。
大空町は2024年3月6日に、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ大空町」を宣言しています。
町の特徴や課題について考えながら、脱炭素化に向けてどのような活動ができるかを考え交流しました。
高校生ならではの目線やユニークな考えがたくさん出てきて、役場の方も参考になったようです。
大空町出身の生徒も、別の町からきた生徒も生活しやすい町を目指し「まちづくり」への当事者意識を育めたと感じました。
当事者意識を育む、と言えば空高の場合は「生徒会」も学校づくりの中心です。過去には体育祭2回制度・ハロウィンにちなんだ仮装DAYなど、主体的に取り組んでくれたことがたくさんあります。
9月には立候補者が出揃い、全校生徒による信任投票が行われました。
公約に生徒会運営の透明化、生徒たちの主体的参画方法、情報共有、さらには共創という言葉まで飛び出し「路を切り拓く飛行機人」が育っていると感じた次第です。
使う言葉も熟達というか、精錬されています。
透明化、利他主義、共創など。普通の高校生があまり使わない語彙を駆使して演説をしておりました。生徒会担当の先生は原稿チェックはしているものの、指導はしていないとのこと。生徒たちの言葉と思うと頼もしい限りです。
10月はここで信任された新生徒会が早くも動き出しています。
※10月上旬が出張だったため更新が遅れて申し訳ございませんでした。