R6.7月の出来事(空高だより)
7月は学校祭【夏空祭】・体育祭【空高杯】という大きな行事が2つありました。上記サムネイルとなっている写真は地域の方とともにつくった【夏空祭】のモザイクアートです。
【夏空祭】は
・1日目:主に2・3年次探究の発表
・2日目:クラス発表・有志発表
・3日目:模擬店等
という構成で実施されましたが、どの発表・模擬店も一生懸命準備した様子が見て取れ、充実した3日間になったと感じます。最終日の模擬店には約200人の方にご来場頂き、賑わいをみせておりました。
2・3年次の「総合的な探究の時間」の中間発表は、それぞれが取り組んでいるプロジェクトについて説明をしました。1年次の後輩たちは、先輩の発表に慣れている様子に驚き、自分も同じように発表できるようになりたいと感じたようです。
確かにどの発表も「解決すべき問題」に真摯に取り組み、熱を帯びた質疑応答が交わされておりました。どの発表でも質疑応答が闊達に行われ、聞いている1年次たちの意欲を感じられると同時に、その回答にハキハキと答える2・3年次たちの成長も感じられます。また質問によって再考するポイントなども明確になり、今後のプロジェクトに深みを持たせてくれる機会となりました。
クラス発表・有志発表はどれもエネルギッシュでした。
クイズ・劇・歌・バンド演奏…どれもたくさんの練習を積んできたことが分かり、主体的かつ協働的に動くことの大切さを学んだと感じます。こちらも初めて見た1年次たちは「自分たちも来年は有志発表に出たい」と申しており、脈々と継がれていくのだと思います。大空高校は「伝統を創る途中経過」ですが、生徒たちは「自分たちで学校を創っていく」という意識のもと、ここに集っているのだと嬉しく思います。
さて【夏空祭】に続き【空高杯】も学年対抗で非常に盛り上がり、自分が出ていない競技であっても、皆が熱心に応援しており、クラスの結束を感じられました。
どの競技においても保健体育委員が、司会進行を担い、現場を仕切って運営を行い、任せられる体育祭となっています。
様々な行事を通して感じることは
「大空高校はどんどん元気になっていく」
ということです。一般的な校長先生は2‐3年周期でご異動をされます。そんななか私は町立かつ民間登用という恵まれた制度のおかげで、4年目を迎えております。
発展的統合を果たした令和3年度から「継続的に学校を見続けることが出来る」という他の校長先生には味わえない環境に身を置いています。その有り難い環境において、大空高校は活発に、より魅力的になっていると感じた2つの行事となりました。
クラスの結束は高まり、学校行事を生徒たちが運営するようになり、また「学校づくり」を意識する生徒たち…今後もより魅力的な学校になっていくよう校長として果たすべき役割を考えたいと思います。
追記)「夏空祭」において写真の落とし物がございました。生徒のものではないようです。8月いっぱいお預かりしておりますので、心当たりがある方は本校教頭までお電話くださいませ。